古くから人々の学びの源泉であった「読書」の意義や歴史、その喜びについて解説する。
また、「歴史」の本質について、人間や叙述、現実や学問などの面からアプローチし、学ぶということの意味を
改めて考える。
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書物こそ永遠に尽きることのない知恵を与えてくれる友
読書とは何か(1)私たちは本から何を得るべきなのか -
仕事を成功させるには冷静な現実感覚が必須
読書とは何か(2)実社会における読書の意味 -
幼少期から四書五経を読み、12歳で『自教鑑』を著す
読書とは何か(3)人生修行の素材としての読書 -
ギリシア語を学ばなくてもホメロスが読める素晴らしさ
読書とは何か(4)現代の日本語で気軽に「古典」を読む -
留学を通じ、日本人だからこそ自国文化に親しむべきと主張
読書とは何か(5)和漢洋の知を複合化し現代に活かす -
書物を通じた多大なる知の財産の継承を再認識しよう
読書とは何か(6)座右の書から得る人生の喜び -
歴史探偵! イタリア人の古代史家が挙げた歴史家の使命
『歴史とは何か』を語る(1)歴史学とは何か -
人間の本能? 歴史学者・山内昌之が本書を書いた3つの目的
『歴史とは何か』を語る(2)歴史と人間、歴史と叙述、歴史と現実 -
間違えば命を奪われる歴史家たちの過酷を忘れてはいけない
『歴史とは何か』を語る(3)隠された秘密のメッセージを読み解く -
14世紀の歴史家が著書で記した現代歴史家への辛辣な警告
『歴史とは何か』を語る(4)歴史学者は平凡な職業か -
奴隷制も復活? 歴史学の作法に適わないイスラム国の主張
『歴史とは何か』を語る(5)ある断面から全体を語れるか -
三島由紀夫やニーチェとは違う! 歴史家に必要な想像
『歴史とは何か』を語る(6)歴史家は何を追求するのか -
史書の必要性を説いた『講孟余話』は安倍総理の愛読書
『歴史とは何か』を語る(7)記録から歴史へ~古今東西の歴史家の言説~ -
古来より歴史書に人物や事実を記録する基準はとても難しい
『歴史とは何か』を語る(8)智者と愚者の混淆 -
「応報」の実態を明らかにしていく作業こそが歴史
『歴史とは何か』を語る(9)『春秋』と『史記』の応報 -
世の不条理への悲歎は古今東西を超えて普遍
『歴史とは何か』を語る(10)天道、是か非か -
善人の夭折、大悪人の大往生という歴史の不条理
『歴史とは何か』を語る(11)司馬遷の歴史叙述と世界観 -
司馬遷の『史記』完成の原動力は「宮刑」という屈辱
『歴史とは何か』を語る(12)李広と李陵と司馬遷の悲劇