黒船来航からわずか15年ほどで「明治維新」が成し遂げられのは、 150年ほど前のこと。その中心的存在となったのは、長州ファイブをはじめ吉田松陰の松下村塾で学んだ長州藩士や、日本の夜明けのために東奔西走した各藩の志士たちだった。彼らは何を思い、どう行動し、どうやって明治という新しい世の中をつくりあげたのか。政治的側面だけでなく、産業や技術的側面からもその歴史的意味と背景に迫る。
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近代日本の象徴・造幣局をつくった「造幣の父」
技術と民生から見た明治維新(1)遠藤謹助 -
工部大学校を設立した工学の父・山尾庸三
技術と民生から見た明治維新(2)山尾庸三 -
「おさる」と渾名され親しまれた鉄道の父・井上勝
技術と民生から見た明治維新(3)井上勝 -
若き技術者とともに偉業達成―琵琶湖疏水の父・北垣国道
技術と民生から見た明治維新(4)北垣国道 -
琵琶湖疏水で画期的な傾斜鉄道を建設―水運の父・田辺朔郎
技術と民生から見た明治維新(5)田辺朔郎 -
西のクリミア戦争・東の黒船来航―吉田松陰は何を感じた?
幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(01)世界史の中の幕末 -
海を見れば納得! 黒船来航前から強かった長州藩の国防論
幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(02)村田清風と長州藩の国防意識 -
長州藩の財政的基盤を支えた「防長三白」
幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(03)“実質”百万石、成功の要因 -
長州藩と薩摩藩、越前藩の間にあった決定的な違いとは?
幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(04)幕府とラジカルな長州藩 -
吉田松陰と乃木希典を教育した玉木文之進という人物
幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(05)叔父・玉木文之進の教育 -
黒船で密航を図った吉田松陰のエスプリは「認識、即実践」
幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(06)松陰の思想「知行合一」 -
伊藤博文、山縣有朋ら俊才を輩出した松下村塾の2つの特徴
幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(07)松陰の教育と幕末の志士たち -
死の直前に書いた『留魂録』は世界屈指の遺書文学
幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(08)松陰処刑の影響 -
孝明天皇を盾にした過激な攘夷論がもたらした京都の変化
幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(09)長州藩の反幕意識 -
ボリシェヴィキを彷彿とさせる長州藩の妥協なき理想追求
幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(10)攘夷のリアリズムと実行 -
池田屋で凶刃に倒れた松門四天王・吉田稔麿の師譲りの逸話
幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(11)薩長の対立 -
「意気地なし」と罵られ久坂玄瑞ら志士たちが向かった死地
幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(12)禁門の変 -
豪放磊落で破天荒な高杉晋作が見せたリーダーシップ
幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(13)高杉晋作という人物 -
西郷隆盛や大久保利通と相いれない木戸孝允のリアリズム
幕末長州~松下村塾と革命の志士たち(14)薩長同盟