第一次世界大戦から100年にあたって

世界史に類を見ない残酷な戦法や破壊的な結果をもたらし、「20世紀の病根のほとんどはこの戦争に由来する」といわれた第一次世界大戦から100年が経過した2014年は、第三次ガザ戦争とシリアの二重内紛、ロシアのクリミア併合、ISの台頭など、「ポスト・冷戦期の終わり」を象徴する緊張が続出した。第一次世界大戦と中東、そして日本の関係を見つめ直しつつ、現代につながる教訓を導き出す。